妊婦便秘にトマトは効果がある?

ヨーロッパでは古くから健康によいといわれてきたトマトですが、ダイエットにも効果的ということでとても人気がある野菜です。

 

このトマトには便秘解消への効果が期待できるというのですがその理由を具体的に見ていきましょう。

 

トマトは便秘解消に有効な食物繊維を含んでいます。

 

トマト100g中に含まれる食物繊維

  • 水溶性食物繊維 0.3g
  • 不溶性食物繊維 0.7g

 

水溶性食物繊維として含まれているペクチンは腸内の善玉菌を増やし整腸作用が強く便秘、下痢を予防する働きがあります。また、便のかさを増すことになり腸の蠕動運動を促して排便しやすくします。

 

トマトに含まれる便秘解消に効果がある成分

  • カリウム  蠕動運動を促す作用
  • ペクチン  整腸作用、蠕動運動を促す作用
  • 不溶性食物繊維  蠕動運動を促す作用

 

カリウムは不足すると胃腸の働きが悪くなり腸閉塞を招くことにもなりかねません。カリウムは失われやすい栄養素ですから食べ物からの補給が必要です。トマトのほかにはバナナ、スイカにも多く含まれています。

 

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トマトが体を冷やす?妊婦には不向きかも?

 

トマトには便秘解消できる成分がたくさん詰まっていますが、妊娠中に食べて体が冷えないか心配ですよね。昔から、夏の野菜は体を冷やすから妊婦はあまり食べない方がいいとも言われます。

 

西洋医学的には証明されていないことで、現代ではあまり気にしている人は多くないようです。しかし、確かに水分の多い野菜ですから、冷やして食べ過ぎると便秘解消を通り越して下痢になってしまうことも考えられます。ですから、トマトがいいんだって!と躍起になって食べずに敵腸を食べることを心がけてくださいね。

 

トマトの健康効果

 

便秘解消以外の健康への効果としては食物繊維を多く含んでいることで、コレステロールを体外へ排出させる働きがあります。

 

また、水溶性食物繊維のペクチンは糖の吸収を抑える作用があるので血糖値が急上昇するのを防ぐ効果が期待できます。この働きにより肥満、糖尿病の予防にもなります。

 

トマトの赤い色素であるリコピンは非常に抗酸化作用が強く、ビタミンEと比較すると100倍以上も効果が高いそうです。アンチエイジングなど美容にも効果が期待できますね。

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