炭酸水は妊婦の便秘にも効果的
便秘になってしまうと、ストレスはたまる一方だし、運動不足になりがちなうえ代謝が悪くなってしまってさらに太りやすくなったり、血液の循環が悪くなり肩こりや肌荒れを起こしたり、腹痛や腰痛を引き起こしたりと本当にいいことが1つもありませんよね。
特に妊娠中の便秘は苦痛もストレスも不安も増幅してしまいます。さらには重大な病気の原因になってしまったりすることもあります。母体にも胎児にもよくないです。まさに百害あって一利なしです。
炭酸水で便秘がよくなる?
便秘は予防に力を入れるべきということで自分で治せるなら自分で治したいですよね。治すためにマッサージやストレッチなど様々なことを試してみても、どうも続かなくて一時しのぎにしかならなかったりします。
便秘薬は使わずに比較的自然に便秘解消するために、毎日の習慣に取り入れやすい方法として、1日の飲み物を500ml程度炭酸水に変えるというものがあります。いろいろな美容効果があると話題になることの多い炭酸水ですが、便秘解消にも効果があるというのは驚きですね。
効果的な飲み方は、朝イチでコップ1杯(200cc程度)を飲むのがいいそうです。好き嫌いがあるかと思いますが、あまり低温に冷やしておいたものを飲むと胃に刺激が大きすぎるかもしれませんから注意してください。とくに妊娠中は冷たくないものの方が好ましいです。
どうして便秘に効くのか?
炭酸水というのは糖類が入ってないもので、お水に二酸化炭素を溶かし込んであります。この二酸化炭素の入っている水を飲むことで、血中がちょっとだけ酸欠っぽくなるのだそうです。
体は「もっと酸素を!」ということで、内臓など働きがアップして代謝が上がり、胃腸も活発に動くようになります。そのおかげで、便秘も解消できるという仕組みだそうです。
炭酸水の代わりになると、食品用の重曹とクエン酸(レモン果汁など)を混ぜて飲むという情報もありますが、重曹は塩分がとても多いので絶対に飲まないようにしてください。
無糖の炭酸飲料を選んで
妊娠中はいつもにも増して砂糖が入っている炭酸ジュースを毎日大量に摂取するのは問題ですので、なるべく無糖のものを選びましょう。飲みなれないとあまりおいしくはないですが、妊娠中でも無理なく実行できるのではと思います。便秘は治っても違う病気になってしまっては本末転倒です。日頃から糖分の過剰摂取には気を付けたほうがいいですね。
しかし、なかなか無糖のものが飲みづらいという方が多いのもあると思います。続かないとあまり効果は期待できませんから飲み方を工夫してみるのもいいですよ。おすすめアレンジはレモンの果汁を数滴垂らして、混ぜてから飲むことです。ほんのり香りがするので味がなくても飲みやすくなります。
自分で作るときはレモンが手軽でオススメですが、今は無糖の炭酸水でも果汁フレーバーのものが各メーカーから多数販売されているのでそちらを試しに購入して、自分がおいしいと思えるものを探すのもいいかもしれません。炭酸水を飲んで適度な運動もしてみると便秘解消へ一気に近づけると思いますよ。
炭酸を飲むときの注意点
妊婦さんの場合は炭酸水をたくさん飲み過ぎてしまうと、胃が膨らんだ感じになって気持ちが悪くなるということもあるかと思います。妊娠後期や出産前で胎児が大きくなっているために、胃が圧迫されているという状態なら炭酸水は飲まない方がいいかもしれません。
また、もともと胃が弱いという妊婦さんにもあまりおすすめできません。かなり胃腸を刺激しますので、もしも、飲むときには体調を見ながら少しずつ飲むようにしてください。
※昔は炭酸を飲むと骨が溶けるという噂も昔はありましたが科学的根拠がなく、関係ないことが分かっていますので安心して飲んでもらって大丈夫です。