もちろんダメ!妊婦の便秘対策のプチ断食
プチ断食は便秘解消に効果があるだけではなくデトックス効果、体質改善効果もあるのでいま大変人気の便秘解消法、ダイエット法のひとつです。道具要らずですぐに始められ、しかも、なにか特定の食品や薬を必要としないので経済的です。
もちろんプチ、といっても断食なので専門家の指導を受けたり専門書などで学び、その仕組みや方法、注意点をしっかり把握して臨むことが大事です。
当たり前だけど妊娠中の断食はダメ
外見に振り回されることが多い現代ですが、妊娠中にでも痩せようという目的で妊婦ダイエットを行う方がいらっしゃいます。体重が増えすぎたから、太らない様にというのならわかりますが、痩せる、体重を今よりも減らすというのは妊娠中にはやるべきではありません。
プチ断食はさきほど「お手軽」といいましたように、人や体質によって合う、合わないが比較的少ないので幅広い方におすすめできますが、おなかにいる胎児にじゅうぶんな栄養をあげなければいけない、またそれによって消耗する自分の分の栄養も補給しなかればいけない妊婦にはあまりおすすめできないどころか決してしてはいけない方法です。
カロリーはさておき、ビタミン、ミネラルは通常の食事でもなかなか一日分の摂取が難しかったりします。妊婦はできるだけ食生活に気をつけ、ビタミン、ミネラルをしっかりバランスよく摂ることがおなかの赤ちゃんの成長のためにも妊婦の体調、また出産後の回復にも非常に大事なのです。
プチとはいえ断食していまうとそれだけで栄養バランスが崩れます。不足しバランスが崩れることは妊婦はいちばん気をつけなくてはいけないことです。妊婦だけではなく場合によっては赤ちゃんへの悪影響も懸念されます。
カロリーも多すぎることはもちろんよくないですのが、妊娠していない時に比べて、妊婦さんは多めのカロリーをとる必要があります。目安として、妊娠4か月までの初期には50kcal、中期(5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月)には250kcal、8か月目から出産までの後期には500kcalも多めにカロリー摂取が必要ととされているのです。
なのにプチ断食をしたら確実に不足してしまうのは考えるまでもなく明らかですよね。妊娠中はじぶんよりまず赤ちゃんのことを第一に考えてあげましょう。