妊婦の便秘にハチミツが効果的
ハチミツが便秘解消のために働いてくれるのはイソマルトオリゴ糖(オリゴ糖の一種)、グルコン酸が含まれているからです。
オリゴ糖
オリゴ糖は食べることで腸内で便を出やすく柔らかくしてくれる善玉菌のエサになってくれます。その結果、善玉菌が増えるので便秘を解消することができます。オリゴ糖は熱に強いので料理に使用しても壊れることはありません。
グルコン酸
聞きなれないグルコン酸ですが腸内のビフィズス菌を増やしてくれ、便秘にも下痢にも効果があります。ハチミツのほかには一部の酢、ローヤルゼリーなどにも含まれています。
ハチミツには抗ストレスにもよいとされています。ストレスを感じて便秘になることもありますから、そういった面でも便秘解消に役立ってくれるのです。
悪阻の酷い時でも栄養価が高いので、ハチミツをお湯で割って飲むというのも臭いが気にならなければお勧めの方法です。食べる量が減ってしまう悪阻の時期でも便秘を予防してくれます。
ハチミツはデメリットはカロリー
ハチミツはとても良いことばかりのように思えますが、唯一心配なのがカロリーです。100gで294キロカロリーもあります。脂質はゼロですが炭水化物が80%を占めていて、そのほとんどが糖分です。
妊娠中は太りやすくなる方も多く、検診時に体重を注意されることが多々あると思いますが、そういった方にはハチミツで便秘解消を狙っていくのはおすすめできない方法になります。
料理やお菓子作りに砂糖の代わりに使用するなどの場合でもオリゴ糖100%のものの方がよいでしょう。ハチミツとオリゴ糖を半分ずつ使うなどしてハチミツの比率を上げない方が体重への心配は少なくできます。
便秘解消以外にもハチミツがあると安心!
妊娠中はお薬を飲むということがなかなかできません。風邪を引いた時でも栄養のあるものを食べて寝ているくらいしか対処できないので症状が長引いたりして辛いですよね。
風邪の症状にもいろいろあるのですが、ハチミツには抗炎症作用があって特に喉の炎症や咳にはよく効くといわれています。風邪かなと思ったら便秘予防のついでにハチミツをなめてみるのもいいかもですよ!
赤ちゃんには食べさせないで!
母子手帳などでも記載があるので妊娠中の方で知らない人は以内と思いますが、1歳未満の幼児、赤ちゃんにはハチミツは毒になります。食中毒を起こす原因になりますから絶対に食べさせないようにしましょう。