妊婦の便秘でも脱腸(そけいヘルニア)に注意!

妊娠中の便秘にまつわる病気はいろいろありますが、妊婦の便秘で脱肛になってしまう!のページでの脱肛と間違いやすいものとして脱腸(そけいヘルニア)があります。

 

もともと脱腸は男性(男児を含む)に多い病気で80〜90%も占めています。なので女性とは無縁と考えがちですが妊娠中は発症リスクがアップしてしまいます。発症しやすい方には特徴があって便秘症、肥満、運動不足などがあります。

 

肥満の場合は腹圧がかかる事が原因ですから、妊娠中のだんだん大きくなってきた胎児のために腹圧が高くなる妊婦さんも脱腸になる可能性が高くなってしまいます。しかも、そこへ酷く頑固な便秘ということになると、脱腸リスクはぐーんと上がってしまうんです。

 

妊娠が分かる前に脱腸の症状がある方は手術を受けておくほうがいいのですが、妊娠中に脱腸になった場合は原則として手術はしないというお医者さんが多いです。

 

脱腸の状態がひどく激痛になったり、元の位置に戻ってくれない嵌頓(かんとん)となった場合には手術をすることもあるようです。

 

⇒ 妊婦の脱腸発症リスクを減らすには便秘解消も!

 

脱腸(そけいヘルニア)とは・・・?

 

脱肛は簡単にいうと肛門からなにか(?!)が出ている状態で、脱腸は本来あるはずの位置から筋膜の隙間を通って皮膚のしたに出てきてしまう病気です。症状が進むまではさほど痛みを感じないことが多いです。

 

便秘で悪化する脱腸

 

脱腸(そけいヘルニア)になりやすいという原因は便秘、肥満、運動不足などですが、妊娠中には多くの方が便秘になり、また肥満ではないものの体重も増えて、お腹をかばうために運動不足にもなりがちです。

 

便秘になった場合、トイレでいきんで力を入れた場合に腹圧が上がってしまいますから脱腸にはよくない行動です。脱腸の予防、悪化を防ぐためにも便秘解消が急務となります。力をいれなくてもするっと毎日排便できるスッキリ快便生活を目指しましょう。

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