杜仲茶は便秘がちな妊婦こそ飲みたい効果がたっぷり
一般的に成人が1日に必要とする水分量は1.5L〜2Lと言われているのですが、実は食品からも1L程の水分を摂取しています。妊娠中はつわり等の影響から食事量が減り、水分が不足して便秘になっている場合があります。
また、妊娠中は増えた黄体ホルモンの影響で腸の動きが弱くなり、便を送り出す力が不足した結果、水分量が不足して便秘になったり、成長した胎児によって大きく膨らんだ子宮に腸が圧迫されて便の通りが悪くなり、腸内で水分を奪われ過ぎて便秘になると言われています。
こういった便秘を改善する処方薬にマグネシウムがあり、妊婦さんにも飲めるお薬です。便秘茶としても利用されている杜仲茶にはマグネシウムも含まれています。便の水分量を増やす効果のあるマグネシウムを薬としてでなくお茶から摂れるのはうれしいことですね。
杜仲茶に含まれている成分
杜仲茶には他にも多くの健康成分を含んでいて有効成分としては、カリウム、鉄、亜鉛、ゲニポシド酸、グッタペルカがあります。
マグネシウム
カリウム
また、筋肉の収縮を調整する作用があるため、カリウムが不足すると慢性疲労を感じたり、体に力が入らなくなったり、筋肉痛になりやすくなったり、酷い時には痙攣を起こすこともあります。
日々成長する赤ちゃんの重みに耐える力を確保する為にも、カリウムは積極的に摂りたい成分です。
鉄分
鉄分の摂り過ぎは便秘になると言われていますが、サプリや処方薬を飲んだり、鉄分の多いレバーなどを毎日大量に食べなければ過剰摂取になる事はまずありません。
亜鉛
ゲニポシド酸
また、高血圧や血中コレステロールを軽減する作用がある為、血液サラサラ効果で胎児への栄養供給もされやすくなります。
グッタペルカ
杜仲茶はカフェインレス
杜仲茶にはこれだけの有効成分が含まれていますが、カフェインを含まないお茶ですので、妊娠中でも安心して飲む事ができます。冷え性改善効果もありますので、出来ればホットで飲んで頂きたいお茶です。
杜仲茶にはタンニンが含まれており、適量を摂取する分には抗酸化作用と腸の動きを活発にする作用があるのですが、大量に摂取すると逆に便秘の原因になるとも言われていますので、飲み過ぎには注意しましょう。
タンニンには鉄分の吸収を妨げる作用もありますので、食後2時間ほどは飲むのを控えると良いかも知れません。
杜仲茶はどこで買える?
杜仲茶は特に珍しいお茶でもないのでドラッグストアやスーパー、コンビニなどでも手に入ります。茶葉から沸かすタイプやペットボトル販売されているものもあります。
多くは海外の茶葉を使用していますが、国産の茶葉を使った杜仲茶もありますから好みのものを選ぶといいでしょう。通販で購入するならアマゾンでもたくさんの種類が販売されています。