食事量も妊婦の便秘に悪影響
便秘になってしまう原因の1つに食事量ということがあります。これは妊娠していない場合でも影響を受けるのですが、それでなくても便秘が酷くなる妊婦さんはとても大きく左右される事柄なんです。
妊娠中には悪阻があったり、体調が悪かったりすることで食べ物の量が通常よりも一気に減ってしまうことがあります。また、それとは逆に食欲が増して食べまくることもあります。よくいわれる食い悪阻という現象です。
食べる量が少ないと便秘に!
食事の量が減ってしまうと便になる原料が減ってしまって大腸にとどいたときに刺激になりにくいため、便意が起こりにくくなってしまいます。便意が起こりにくいことで大腸に長い時間とどまった便はコロコロのカチカチ状態に。
この悪循環でどんどん便秘が酷くなっていくのです。この場合、つわりの時期に食べれないというのが原因になっていると気分が悪いなど体調が良くないことも多くてトイレにいくのも消極的になり排便のタイミングを逃してしまうというトラブルもあります。
まだ出る感じがしないという時でも同じ時間にトイレに行くだけでも便意を感じやすくなりますからトイレに行くことは大事なのですが、便が少ないことと、トイレのタイミングを逃すことでまたまた悪いサイクルにはまってしまうのです。
食べる量が多くても便秘に!?
食べる量が少ないのが便秘になるのなら、たくさん食べるのは便秘解消になるかもと期待されたかもですが、あまり過食ぎみになるのも便秘の原因になってしまうのです。
こういった状態になりやすいのが食べ過ぎぎみなときに良かれと思って不溶性食物繊維をたっぷりとってしまうことです。それでなくても胃腸がフル稼働していて動きが悪くなっている時に消化されない不溶性食物繊維を取ってしまうとさらに便秘になります。
妊娠中には突然に食欲がモリモリと湧いてきて食べてしまったり、食べないと気持ちが悪くなるといって食べることがあります。便秘予防のためにも食事の量には気を配っておく方がいいでしょう。
とはいっても、食べられないとか食べ過ぎたということを考えすぎてもストレスになりますから、神経質になるほど管理しなくても大雑把に把握するだけで大丈夫です。
ちょっと食べる量が多いなと察知したら、消化にいいものを食べるようにしたりといった程度でも便秘を防ぐことに繋がっていきます。また、このタイプの便秘になりやすいという場合は、しっかりと水分を摂りつつ胃腸に負担がかからないようにしてあげることも大切です。