妊婦の便秘は早めの対策が鍵、玄米ごはんで出やすい環境を!

玄米

妊娠すると便秘になりがちで、ただでさえお腹が張っているのに便やガスが溜まって更に苦しいという事が起こってしまいがちです。

 

そんな辛い状態にならないよう、妊娠後にはすぐに便秘の予防対策を始めると、頑固な便秘に陥ることなく快適な妊婦生活を送ることができるはずです。

 

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玄米で便秘解消

 

便秘にも効果があるといわれている玄米食ですが、妊娠中でも玄米を食べてよい物でしょうか?主食であるご飯を、精米から玄米に替えて便秘が治るならとっても簡単ですよね。

 

しかも、玄米はミネラルや繊維質も多くて栄養価が高いので、一石二鳥です。便秘解消には欠かせない食物繊維の量を見てみましょう。

 

水溶性食物繊維 不溶性食物繊維 食物繊維の総量
精製米(白米) - 0.3g 0.3g
玄米 0.2g 1.2g 1.4g

 

食物繊維の総量で見ると100g中、白米が0.3gなのに対し、玄米は1.4gと4倍以上も多く含まれています。

 

胃腸への負担はアップしてしまう

 

健康に、便秘解消にもいい玄米ですが、注意点もあります。玄米ごはんは普通の精米ごはんよりも消化し難いので、あまり噛まずに飲み込むとかえって胃や腸に負担となってしまう場合があります。

 

ですので、必ずじっくりと噛んでごはんを食べるようにしましょう。また、玄米の繊維質は不溶性食物繊維が多いので水を吸収してしまいますから、食事の時は意識して精米を食べていた時より水分を多めに摂るようにしてください。

 

残留農薬も心配です

 

お米も無農薬のものを選ばない限りは、農薬を使って生産されていることがほとんどです。しかも、玄米は精白していないので、糠部分に農薬が多く残っているという心配もあります。

 

赤ちゃんのことを考えると妊娠中は極力、農薬は摂りたくないですよね。少しお値段は高くなりますが、無農薬玄米というものもありますし、栄養価は若干落ちますが、半分程度精米した5分づきなどもあります。

 

栄養が吸収できない?!フィチン酸問題

 

田んぼ

玄米は健康食やダイエットにも注目されていますが、フィチン酸が含まれているために鉄分、カルシウム、マグネシウムなどミネラル分が吸収されにくくしてしまうとされています。発芽玄米であればフィチン酸の働き(悪影響)は低下するようです。

 

とはいっても、フィチン酸は含有量としては、小麦や大豆、ゴマなどの方が多いのです。他にもピーナッツやインゲン豆も多いのですが、毎日たくさん食べるという食材としては比較するなら小麦ですよね。

 

パン、粉ものレシピなどで毎日たくさん食べている方も多いでしょう。玄米よりも小麦の方がフィチン酸は2倍以上多いのです。玄米食に問題にされることの多いフィチン酸ですが、さほど気にしなくても良いようです。

 

これらの注意点を意識して、妊娠早めの時期から朝の水分補給と主食を玄米ごはんに替える食事にしておくと、妊婦特有の便秘も少しはよい状態に近づけることができるかもしれません。

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