妊娠中は便秘でいきみ過ぎると切迫早産の危険が!?
妊娠中の妊婦は生活自体が通常の時とは大きく異なるため、運動なども出来なくなり便秘になる可能性も極めて高くなります。
その為便秘解消のための食生活の改善や妊娠中でもできる運動などを行うことが必要になりますが、切迫早産の危険があると診察の段階で医師に指摘された場合には絶対安静が必要になります。
そうなるともっと便秘の確率が高くなりますし、その便秘によって早産の可能性も高くなる場合があります。ただ通常の排便時にちょっと力を入れたくらいでは、早産にはなりませんから安心してくださいね。
切迫早産と便秘の関係
切迫早産と言う状態は、通常の予定よりも大幅に早く赤ちゃんが生まれてしまう危険性がある状態で、妊娠22週〜37週で赤ちゃんが生まれてしまうことを言います。
もちろん早い段階で生まれてしまうと赤ちゃんの命の危険性も非常に高くなるため、切迫早産の危険性があると判断された場合は速やかに入院が必要になる場合がほとんどです。
それほどまでに切迫早産と言う状態は危険な状態といえ、切迫早産の危険性がある場合には絶対安静が必要となり、完全に動くことが出来ない状態で過ごすことになります。
切迫早産の状態というのは赤ちゃんも下がってきているため、腸などを圧迫してしまいますし、運動できないことで血流が悪くなり腸の活動も鈍くなるので便秘も悪化してしまいます。
便秘だからといきみすぎると早産の危険が
切迫早産の危険性がある場合、どうしても体の状態があまりよい状態ではなくなってしまうため、便秘などの症状になりやすい状態が続くことになります。
その際に便秘でおなかが張るのが嫌だからと、トイレでいきみすぎてしまうとそれが原因で早産の危険性が高まることも少なくありません。たった1日、2日の便秘だと考えずにとにかく便秘を予防する対策をとっておきましょう。
とくに切迫早産の状態では、何時赤ちゃんが生まれてもおかしくない状態といえますので、いきむことにより子宮口が開いてしまうこともあります。ですから、切迫早産の時にはいきむことは厳禁だと言えるでしょう。
切迫早産時の便秘解消法は?
切迫早産の状態では運動なども一切出来ないため、それ以外の方法で便秘を解消する必要があります。一番効果的な方法といえば、やはり食生活を改善して便秘を解消することが最も効果的な方法となります。
できるだけ意識して取り入れたいのは水分と食物繊維で、妊娠中は水分が足りなくなることも多いですので出来るだけ水分を摂取してそれと同時に食物繊維を多く含む食材を摂取するように心がけると良いでしょう。
腸内環境を正常化させる効果があるヨーグルト、オリゴ糖などを積極的に摂取するのも腸内運動を活発化させて便秘を解消する手助けとなります。
それでもダメな場合は漢方薬を使用するのも一つの選択肢といえます。漢方の場合、医師に相談して体に影響の無いものを使用することで便秘解消に繋がるでしょう。