小豆が妊婦の便秘にもいい!
小豆は生薬名を赤小豆(せきしょうず)といって漢方薬としても使われているのですが、この小豆にも便秘解消の効果があるんです。小豆が便秘解消に役立つのは食物繊維が多いことがあげられます。
小豆に含まれている食物繊維は100g中で水溶性食物繊維0.8g、不溶性食物繊維11gととても多いです。食物繊維のチカラで便秘解消するのには水分不足にならないように注意が必要です。
あんこなどで小豆を食べるよりも、どちらかと言えばぜんざい、おしるこの様な水分が多い物の方が向いています。水分が少ない状態で食べるときはお茶などで水分をたっぷりとってくださいね。
妊娠中のむくみにも効果的!
小豆には体に貯まった水分を排出したり、循環を良くしたりという働きがあるとされています。妊娠中期、後期になると血行が悪くなったりして、足のむくみが酷くなる妊婦さんが多いです。
浮腫んでいるからと言って水分を控えては便秘が酷くなりますし、脱水なども心配です。寝るときには足を少し高くするなどしつつ、小豆も活用してみましょう。
漢方での小豆の効能というのは、水毒解消といわれていて、小豆を1日水につけて柔らかくしておき、茹でた汁を飲むといいとされています。このままですと味気ないですし、普通にぜんざいなどにして食べた方が食物繊維も摂れるので便秘のことを思えばこちらの食べ方の方がお勧めです。
小豆の栄養について
色のついた食べ物は体にいいといわれますが、小豆も例にもれず赤紫色の色素成分であるアントシアニンが豊富です。アントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化作用などが注目されています。大豆ほどではありませんが良質のたんぱく質も多く、ビタミンB1、B2、カリウム、サポニンなどを含んでいます。ビタミンBは脂肪の代謝にかかわるもので肥満を予防しますし、サポニンは咳や痰にも有効な成分です。小豆は母乳にいいといわれていますから、出産までは便秘解消のために、出産後は母乳のためにどちらにもとても役立つ食材ですね。
その他の主な栄養素
- カルシウム 30mg
- 鉄 1.7mg
- ビタミンB6 0.1mg
- マグネシウム 43mg