妊娠中でも安心?乳酸菌で便秘解消
妊娠中の便秘にはなんでもかんでも飲んだり試したりできませんよね。妊娠前なら健康でもっと元気でいたいとか、もっとキレイになりたいとの思いから、いろいろなサプリを飲んだり運動をすることもできますけど。
健康の秘訣は腸にあり、という事実はよく知られていますが、何となく胃や心臓などに比べて鈍感な臓器のように思えて「便秘したら下剤を飲めばいいや!」と腸内環境を改善せず生活してきた人は多いと思います。
便秘という症状は多くの人が普通に経験するものです。ちょっとした運動不足や食べ物の量、野菜不足、またはストレスや生活リズムの乱れなどですぐに便秘になってしまうという人もたくさんいますよね。
便秘の原因であまり知られていないのは「ホルモンバランス」の影響です。女性は生理前に便秘になる、下痢になるという経験(PMS症状のひとつ)がある人もいますが、ホルモンバランスが悪くずっと便秘している女性も多いものです。
ずっと便秘だと何が原因なのか分かりにくく、ホルモンバランスとは気づかずにいつも便秘薬を飲むことに。。。このホルモンバランスで便秘になるのは妊娠中もそうで、特に妊娠初期に便秘がひどいのはそのせいなのです。
自然に治るだろうから大したことは無いと便秘を放置していると大きな病気の原因にもなりかねません。大便は健康のバロメーターと言われるのもあながち間違いではなく、便秘を解消して健やかな腸を保つ事が実は健康維持にはとても重要な事なのです。
乳酸菌で便秘を解消
便秘解消する場合に、一般的に知られている便秘薬や食物繊維の多い食べ物を摂る事などよく知られた対処方法と加えて、是非知っておいてもらいたいのが乳酸菌の便秘解消パワーです。
乳酸菌という菌類は日本人にも馴染み深いもので、乳酸菌飲料などを健康のために定期的に飲んでいる人も多いかもしれません。大腸の中には数百種類の細菌が生息していますが、その中でも善玉菌と呼ばれる良い作用のある菌を増やすのが健康のためには大切です。その善玉菌のひとつが乳酸菌という訳です。
乳酸菌は毎日摂ろう
毎日の食卓に乳酸菌を取り入れるにはどのような食べ物があるのかというと、代表的なものでは、味噌、しょうゆ、チーズ、奈良漬など乳酸発酵したお漬物(酸っぱいのが特徴的)、キムチ、ヨーグルトなどがあります。どれも手に入りやすく毎日続けられるものですから、できるだけ積極的に摂取していきましょう。
妊娠中になにかの食べ物に的を絞ってたくさん積極的に食べるという場合には、塩分にも気を付けてください。乳酸菌を多く摂るために味噌や醤油、漬物類は塩分が多いのでほどほどにしておく方がよいでしょう。
乳酸菌は胃酸で死んでしまう!けど・・・
「乳酸菌は胃酸で死んでしまうから腸まで行かない、だから便秘にも効果がない」こんな言葉を聞いたことが一度はあると思います。胃酸でほとんどの乳酸菌は死んでしまうのは本当のことです。
だとすると、腸まで生きて届かないことが多いのなら便秘にも効果がなさそうですよね。最近は腸まで生きて届く確率の高い乳酸菌というものもありますし、実は生きてなくても腸に到達して役に立ってくれるとのこと。
死んでしまった乳酸菌は腸内まで運ばれていくと、なんと食物繊維のような働きをすることが分かっています。腸内のいらないもの、便秘の原因になるようなもの(死んでしまった悪玉菌など)を体外へ排出する働きをしてくれます。そのことで、腸が動きやすく健康な状態になるので、便秘を解消しやすくなるのです。
乳酸菌を含んだ食べ物だけで解消できるほど軽い便秘じゃないんだ!という方には乳酸菌のサプリもありますよ。食事でとる乳酸菌の量とは比較できない多さで毎日気軽に飲めるので人気があります。