妊娠中のコロコロな便秘を解消するには?
トイレに座ってもうそこまで来ているのに出そうで出ない、ちょっと出そうになるのに引っ込んでしまうという便秘も多いものです。小さな形状のコロコロ便になってしまうと出そうな時にぽろっと1つ落ちて、また引っ込んでしまうというのを繰り返したりします。
タイミングのいい時にはこのコロコロ便が少し出ると、その後ろに待機していた便が一気に出てくれるということもあるのですが、コロコロの形になっているというだけで相当の便秘なわけですから予防対策をしていかなければなりません。
健康な便というのはバナナのような形でトイレでいきまなくても出てくれるものです。トイレに座って5秒もかからないかもしれません。こういったするっと出てくれる最高な時の便というのは柔らかくて水分が7〜8割もあるんです。
残念ながら妊娠中の便秘は頑固なので、便秘対策をしっかりしておかないとそんなに早くトイレから出れることなんて滅多にないことになってしまいます。
出にくいコロコロ便の原因
コロコロ便になってしまう原因というのは便の水分が少ないと起こってしまいます。形はバナナっぽいままで固く出にくい程度だと便の水分量が7割以下になっているサインです。
これ以上水分が少なくなってしまうとコロコロ、ポロポロの便になってしまいます。水分が少ないからたくさんお水を飲む必要があるのですが、水分補給だけではコロコロウンチは解消できないことも多いのです。
悪阻などで食べる量が少なかったり、食物繊維の摂取量がとても少ない食生活を送っていると腸の蠕動運動がスムーズに行われずに腸にある便が出口へと進んでくるのが遅くなります。
こうして腸内に長い時間とどまってしまうことで少しずつ水分が抜けてしまい、コロコロ便になってしまうのです。コロコロ便の予防には水分を多めに取りることを中心に、蠕動運動を活発にさせる食物繊維や、軽い運動なども取り入れていくといいでしょう。
また、腸内の善玉菌が少なくなっていても便が固くなりがちです。腸内細菌のバランスがとれていれば便の硬さをちょうどよく調整してくれます。